土木技術者
工事関係書類作成
土木工事を進めるにあたって、まずは調査・計画・設計を行い、工事に必要な工事関係の書類を作成します。
工程管理・安全管理
工期までに建物を完成させるため、作業ごとの日程を調整し、全体のスケジュールを管理します。
そして、建設現場の作業は常に危険が伴うため、事故が起きないように安全性の高い作業環境を整えることが大切です。
出来形管理・品質管理
施主が求める建物の品質を確保するため、設計書や仕様書の通りに工事を進め、工程ごとの出来形・品質確認が主な業務です。
写真撮影・管理
デジカメ等を使用して、工事の施工状況や施工経過、完成した出来形等を記録するものです。
撮影した写真は、出来形、出来高あるいは品質等の確認に用いられています。
測量・丁張り掛け
現実の位置や形状を測り、決めることを測量といい、図面上で面積計算等も行います。
丁張とは、その目印として使うもので、木杭を打ち水平の板を取り付けて設置します。
現場作業員
機械オペレーター
土木工事を進める上で必要不可欠となっている工事用機械や管理を行うという、大変重要な役割と責任を担っています。
運転手(4tダンプ等)
機械オペレーター同様、工事を進める上で土砂や資材の搬入、運搬などを行う仕事です。
現場内以外にも、公道を走る場合も多いため、一般のかたや車両などに対しての安全確認も十分にしなければなりません。
機械の手元作業
現場にて機械オペレーターさんの補助を行う作業です。
機械では作業しにくい細かい作業を行うことが主な業務です。
構造物等設置
コンクリートの二次製品(側溝、ヒューム管等)や塩ビ管などの設置作業を行います。
土木技術者の補助
測量や丁張掛けの補助としての作業や、墨出しや延長の検測などを行う仕事です。
土木技術者との連携も作業を進めるために重要になります。
新卒の方、他業種で働いている方へ
建設業は、他職種からの転職があまり無い業種と言われています。
敬遠される理由は何点かあるようですが、まずは肉体労働であること。そして、外での作業するということ。そして、昨今の業界への悪いイメージなども多いのでしょうか。なかなか人材を確保することが難しい業種といえると思います。
一括りに「建設業」といえども、その中でたくさんの職種や役割があり、得意とする仕事もその人それぞれです。みんなが似通ったスキルというわけではありません。
もちろん、経験年数などによってのスキルの違いはありますが、1つの現場単位であっても、色々なスペシャリストやその予備軍がおり、それぞれの得意とする仕事をメインとした業務に就いています。RPGで例えると、色々な職業の仲間でモンスター退治に挑むことが現場でのイメージに近いのかもしれません。常につなぎを着ているオペレーターがいれば、物腰の柔らかい大工さんがいて、細かいことまでチェックとケアのできる現場監督もいる。本当に色々な分野を得意とする人たちがいて、現場が成り立っています。
つまりは、建設業の仕事は一言でまとめられないほど多岐にわたるため、1人の人間で全部を覚えることはおそらく不可能に等しいのです。現場の仕事そのものを、全部1人で覚える必要はありません。建設業への就職を考えているのであれば参考にしてもられると嬉しいです。
弊社で考える、会社の在り方
弊社では、義務付けているわけではありませんが、ツーマンセル(2人1組)の体制で仕事を進めることが多いです。双方のスキルアップにもなりますし、片方が忘れている場合や非常時にも対応でき、1人で抱え込むプレッシャーが減少する等、それぞれでしっかりと考えてられているからだと思います。
ちなみに人事担当の私も、30代後半にして他業種からの転職組です。私自身も長年働いている職人さんや現場代理人さんのスキルに足元にも及ばないことはまだまだたくさんあります。むしろ足りないことだらけです。30代後半にして土木の仕事をスタートしたにも関わらず、周りの方々に支えられ、たくさんのことを学ばせていただきました。今日の私がいるのも、本当に先輩方の教えがあったからだと思っています。
徐々に仕事を覚えていったら、土木技術者も目指すこともできます。先輩のサポートや現場経験なども色々と必要になってきますが、ご自身の生活水準は確実にアップすると思います。違う視点で見てみると、そう簡単には他の人には真似ができない、自分だけのスキルが得られます。従事して数年後、同級生などの周りと差をつけることも十分に可能だと思います。
一般的に建設業のイメージは、白より黒に近いと考える人が多いのではないかと思います。しかしこれも業種同様、一括りではありません。少なくとも弊社は働き手やそのご家族の生活水準をよりアップさせ、安心して働いてもらえる建設会社を目指しています。
建設業で働くことに少しでも興味があるのなら、その気持ちに沿えるよう、私たちも日々精進し、バックアップしたいと考えております。ぜひ一緒に働きましょう!